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福田 健一 星野 安泉 片桐 実奈




商品がメーカーから卸を経て店舗の棚に並ぶまで──その流れの中には、まだ多くのムリムラムダが眠っています。流通小売業界では在庫過剰や返品・廃棄コストの増加といった問題に加え、人手不足が深刻化し、配送コストや店舗人件費が上昇するといった課題にも直面しています。その業界の抱える構造的問題を解決するため、流通チームはサプライチェーン全体の最適化に挑んでいます。メーカーだけ、卸だけ、小売だけの部分最適ではなく、すべてのプレイヤーが恩恵を受ける「全体最適」の実現を目指しています。

現在の主力サービスは、店舗における発注業務の自動化です。データ分析に基づいた最適な発注ロジックにより、店舗の補充コスト削減と物流波動の平準化を実現しています。しかし、チームの取り組みはシステム開発だけにとどまりません。店舗や物流センターに自ら足を運び、現場の声を聞き、業務を深く理解した上で本質的な課題を特定する。そこから仮説を立て、データで検証し、アルゴリズムを設計・実装し、実証実験を経てサービスとして届ける。問題設計という上流工程から社会実装まで、一気通貫で手がけていることがこのチームの大きな特徴です。

流通事業チームの仕事は、常に「現場」から始まります。店舗スタッフや物流センターの担当者へのヒアリング、店舗視察を通じて業務のリアルを把握し、そこから得た気づきをデータ分析で裏付け、解決策の設計へとつなげていきます。
チーム内では、メンバーそれぞれが異なる役割を担いながら、問題設計やサービス設計という上流工程から、アルゴリズム開発、実証実験、現場への導入・改善、運用までをカバーしています。福田は新サービスの確立を担い、顧客との対話を通じて解くべき問題を設計し、効果的かつ実運用可能な技術の検討から商用開発チームへの引き渡しまでを一貫してリードしています。星野と片桐は、それぞれ異なるアプローチでサービスの拡大・改善に取り組んでいます。星野はデータ分析を軸に、店舗や物流センターでのヒアリングを通じて業務を理解し、仮説を立ててデータで検証しながらより良い発注ロジックを設計しています。小売企業と合意したKPIを確認しながらアルゴリズムの改善を重ねています。片桐はカスタマーエクスペリエンス向上の観点から、店舗視察や利用者へのヒアリングを通じてサービスの効果と課題を把握。現場での結果をKPIの推移を取りまとめ、その効果をお客様の経営層に報告するとともに、現場から見えた課題を社内にフィードバックしてシステム改善につなげる活動を行っています。
チームに参画することで、研究開発の成果をサービスとして届けきる社会実装力、複雑なサプライチェーンを俯瞰し構造的に課題を捉える分析力、現場の課題をロジックに変換しシステムに落とし込む設計力、そしてPDCAサイクルを高速で回す実行力が身につきます。また、社内メンバー、ビジネスパートナー、現場の店舗スタッフなど多様な関係者と日常的にやり取りするため、相手のバックグラウンドに合わせた説明力やコミュニケーション力も自然と磨かれる環境です。
理論的に優れたアルゴリズムであっても、現場で運用するにはさまざまなチューニングが必要です。研究開発として成果を出しても、効果の大きさ・運用コスト・計算時間といった壁に阻まれ社会実装に至らないケースは少なくありません。「どうすればこの技術を本当に使ってもらえるか」を常に考えながら開発に取り組む経験は、役割を問わずチーム全員が共有する、このチームならではの成長機会です。

流通事業チームのメンバーは、制御理論、機械工学、生物化学など、バックグラウンドはさまざまです。データサイエンスを専門としてきたメンバーもいれば、異分野から転身し一から学んだメンバーもいます。共通しているのは、現場の課題に真摯に向き合い、データの力で解決策を形にしたいという姿勢です。
チームの雰囲気として大切にしているのは、立場に関係なく意見を出しやすい環境づくりです。課題や違和感を率直に共有でき、仮説段階のアイデアでも気軽に相談できる。一人で抱え込むのではなく、議論しながら形にしていく文化が根づいています。

現在の自動発注サービスは、特定の小売店・特定のカテゴリーを対象としたものであり、チームが描くビジョンから見ればまだ出発点にすぎません。
今後は、対象カテゴリーの拡大やさまざまなジャンルの小売店への横展開に加え、取り組みの範囲を小売だけでなく卸やメーカーといったサプライチェーン全体の関係者へと広げていきます。個社単位での改善では解消しきれないムリ・ムラ・ムダも、サプライチェーン全体を俯瞰し関係者が連携することで、より大きな効果を生み出すことができる。その実現に向けて、発注自動化の先にある需要予測・在庫最適化・物流最適化までを統合した意思決定基盤の構築を目指しています。
さらに、これまで注力してきた”効率化”に加え、” 売上向上”への貢献にもチャレンジしていきます。効率化と売上向上の両輪で、業界全体の持続的な成長を支えることが、流通チームの次なる挑戦です。
研究開発から社会実装まで。あなたの技術と情熱で、小売業界の未来を作りませんか。





学生時代は制御理論を専門とし、就職後、救急車の最適配置などデータ分析・活用を通じた最適化の研究開発を経験。現在はサプライチェーンマネジメント最適化の問題設計から研究開発、実証、商用開発への引き渡しまでを担当。納品の平準化や回数削減を実現する自動発注の最適化アルゴリズムを提案し、サービス化を見据えた研究開発に取り組んでいる。
これまで研究組織で数理最適化や推薦システムの研究を経験。現在はデータサイエンティストとして流通小売におけるサプライチェーン最適化のためのデータ分析を通じ、自動発注システムのアルゴリズム開発に取り組んでいる。


学生時代は生物化学・創薬化学を専攻し、ウェットラボでの開発研究を経験。就職後にデータサイエンスを一から学び、研究組織でさまざまな業界のDX推進に携わる。現在はデータサイエンティストとして流通小売のサプライチェーン最適化に向け、サービスの効果測定や現場ヒアリングを通じた改善提案に従事。


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